議事堂乱入事件めぐりトランプ大統領の解任要求へ 米 民主党

アメリカの連邦議会で起きたトランプ大統領の支持者らによる乱入事件を巡り、野党・民主党はペンス副大統領にトランプ大統領の解任を求めるため、議会での手続きを始めると明らかにしました。また、大統領の弾劾訴追に向けた準備も進めるとしています。

アメリカの連邦議会で今月6日、大統領選挙の結果に反発するトランプ大統領の支持者らが議事堂に乱入した事件では、トランプ大統領の責任を追及する声が強まっています。

こうした中、民主党のペロシ下院議長は10日、民主党議員への書簡で、ペンス副大統領に憲法の規定に基づいてトランプ大統領を解任するよう求めるため、議会で週明けの11日から手続きを始めると明らかにしました。

ペロシ議長は「大統領による民主主義への攻撃の脅威は深刻化しており、緊急に行動する必要がある」としていて、11日に議会で副大統領に解任を求めることに全体の同意を求め、これを得られなかった場合は12日に本会議で採決して、ペンス副大統領に24時間以内の対応を求めるとしています。

また、ペロシ議長は解任の要求とともに、トランプ大統領を弾劾訴追する決議案の提出に向けた準備も進めるとしています。

メディアはこれまでペンス副大統領は解任に応じる意向はないと伝えていますが、民主党はトランプ大統領の解任を徹底して求める構えで、政府と与党・共和党への圧力を強めています。

世論調査 結果は2分

調査会社イプソスとABCテレビが発表した世論調査によりますと、連邦議会で起きたトランプ大統領の支持者らによる乱入事件について、「大統領に責任がある」と回答した人は67%で、このうち52%は「かなりの責任がある」としています。

また、トランプ大統領について「任期が終わる前にやめさせるべきだ」と回答した人は56%、「やめさせるべきではない」と答えた人は43%でした。

これを、支持政党別で見ますと「やめさせるべきだ」と答えたのは、民主党の支持者では94%、無党派層では58%だったのに対して、共和党の支持者では13%にとどまっていて、民主党と共和党の支持者の間で大統領の解任や弾劾をめぐる意見が大きく異なっていることがうかがえます。