埼玉で私立中学入試始まる 緊急事態宣言の中密集避ける対策も
埼玉県内の私立中学校の入学試験が、10日、解禁となり首都圏の中学受験シーズンが本格的に始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出される中での入試で机ごとにパネルを設置する対応もとられています。
東京、神奈川、千葉それに埼玉の1都3県のうち埼玉県は私立中学校の入学試験の解禁が最も早くなっています。
このうちことしの志願者が1万人近くにのぼっている、さいたま市見沼区の「栄東中学校」では朝早くから大勢の受験生が集まりました。
受験生は学校の入り口で体温を測定したあと教室の前で手をアルコール消毒し、試験が始まるまでの間、最後の復習をしていました。
学校では、机ごとにパネルを設置したり受験生の密集をさけるため志願者が最も多い1回目の試験を2日に分けたうえで同じ日でも試験時間をずらしたりする対応をとっています。
父親と一緒に受験会場を訪れた女子児童は「コロナで塾に行けないときは塾の授業の動画などを見て勉強していました。自分のやってきたことを出し切れるようにしたいです」と話していました。