社会

110番 緊急性ない通報2割 コロナ関連の苦情も

1月10日は「110番の日」です。去年、全国の警察が受け付けた765万件余りの通報のうち、およそ2割が緊急性のない内容だったことがわかりました。新型コロナウイルスに関連した相談なども多いということで、警察庁は適正な利用を呼びかけています。
警察庁によりますと去年1月から11月までに全国の警察が受けた110番通報は765万4794件で、前の年の同じ時期に比べておよそ64万件、7.8%減りました。

通報が減ったのは新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で、交通事故や街頭犯罪が大幅に少なくなったことが要因とみられています。

一方、110番通報のうち緊急の対応を必要としないものが19.3%を占めました。

新型コロナウイルスに関連した通報も相次ぎ、中には「県外ナンバーの車が観光に来ている」とか、「スーパーのレジで間隔を空けずに並ぶ人がいる」といったいった苦情や「学校が休校になり、子どもの食事の世話はどうすればよいのか」という相談もあったということです。

警察庁はほかの事件や事故への対応に支障が出るおそれもあるとして、緊急性がない内容は全国共通の短縮ダイヤル「#9110」を利用するよう呼びかけています。

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