用水路で81歳男性死亡 除雪中に転落か 富山

8日夜、富山市内の用水路で81歳の男性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。
男性は家族に「家の前を除雪してくる」と話して家を出たあと行方不明になっていて、警察は男性が用水路に転落した可能性があるとみて調べています。

8日午後7時ごろ、富山市善名の用水路で近くに住むアルバイトの山口健一さん(81)がうつぶせで倒れているのを家族が発見し、その場で死亡が確認されました。

警察によりますと、山口さんは8日昼すぎに家族に「家の前を除雪してくる」と話して家を出たあと行方が分からなくなり、家族や警察が捜していました。

山口さんの家の前には除雪用のスコップが残されていました。

山口さんが発見されたのは自宅の横を流れる用水路の下流にある「集水升」で、縦と横が1メートル、水深が1メートルありました。

警察は山口さんが除雪を行おうとして用水路に転落し、流された可能性があるとみて調べています。

富山市では8日夜、35年ぶりに積雪が1メートルに達するなど記録的な大雪となっています。

積雪時には用水路と道路との境目が分かりづらくなるほか、冷たい水に転落すると体の内部の体温が下がって低体温症に陥る危険性が専門家から指摘されていて、除雪作業をする際には十分な注意が必要です。

富山県内 雪による被害相次ぐ

富山県内では8日から9日にかけて除雪作業中にけがをするなど雪による被害が相次いでいます。

県内の消防によりますと8日から9日午前7時までに雪によるけがで搬送された人は合わせて14人となっています。

このうち富山市では雪で滑って転倒したり除雪作業中に意識を失ったりして合わせて10人が搬送されています。

また魚津市では86歳の男性が屋根から雪をおろすためにはしごをのぼろうとしておよそ1.5メートルの高さから転落して腹にけがをしました。

さらに黒部市でも77歳の男性が除雪作業中に屋根から転落するなどの被害が出ています。

そのほかにも県内では用水路から水があふれるなどの被害が複数確認されています。