東京 コロナ 2392人感染確認 担当者「9日も同規模と思われる」

東京都内では8日、これまでで2番目に多い2392人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、都の担当者は「9日も8日と同じ規模の人数になると思われる」と話しています。

一方、都の基準で集計した8日時点の重症の患者は、過去最多の129人となりました。

また、都は、感染が確認された7人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は8日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて2392人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

7日の2447人に次いで2番目の多さで、初めて2日連続で2000人を超え、8日までの7日間の平均は1460.3人となり、最多を更新しました。

都の担当者は「正月の三が日が終わった今月4日以降に医療機関を受診した人が非常に多く、その数が反映されている。9日も8日と同じ規模の人数になると思われる」と話しています。

8日の2392人の年代別では、
▽10歳未満が46人
▽10代が141人
▽20代が711人
▽30代が536人
▽40代が340人
▽50代が298人
▽60代が143人
▽70代が115人
▽80代が42人
▽90代が19人
▽100歳以上が1人です。

10代と20代、70代がそれぞれ過去最多です。

8日の2392人のうち、およそ31%にあたる745人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ68%の1645人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

このほか、アメリカとシンガポールへの渡航歴がある人が2人いるということです。

濃厚接触者の内訳は「家庭内」が411人、「会食」が88人で、いずれも過去最多となりました。

次いで「職場内」が49人、「施設内」が44人などとなっています。

このうち「会食」では、親戚や友人との集まりで複数の人が感染したケースがあったということです。

都によりますと、去年の年末に会食をした人の感染が、このところ、相次いで確認されているということで、今後、年明けの会食で感染したケースが多く確認され始めると、全体の数も増えるのではないかとみています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて7万1182人になりました。

一方、都の基準で集計した8日時点の重症の患者は7日より8人増えて129人となり、これまでで最も多くなりました。

また、都は、これまでに感染が確認されていた60代と70代、それに90代の男女合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。

7人のうち、5人は院内感染で、このうち4人は同じ医療機関でした。

残りの2人は高齢者施設での感染だったということです。

これで都内で死亡した人は合わせて674人になりました。

東京都 小池知事「非常に厳しい状況 続いている」

8日に都内でこれまでで2番目に多い2392人の新型コロナウイルスの感染が確認されたことについて、東京都の小池知事は「非常に厳しい状況が続いている。ぜひとも皆さんのご協力を徹底していただきたい。飲食店だけの問題ではなく、むしろ人の流れを止める、抑制するのが大きな課題だ。ステイホームで連休の3日間を送ってほしい」と述べました。