一部の地域 電力使用率99% 寒さで電力需給厳しく

寒さの影響で8日も電力需要が高まり、一部の地域で使用率が99%まで上昇するなど電力の需給が厳しくなっています。電力各社は火力発電所の稼働率を高めたり、電力を融通しあったりして安定供給の確保に努めています。

厳しい寒さの影響で家庭や企業で暖房の使用が増えるなどして、8日も各地で電力の需要が高まっています。

電力の供給力に対する需要の割合を示す「使用率」は、午後6時時点の速報値で、▽東北電力管内で午前9時台に99%、▽北陸電力でも午後0時台に99%に達しました。

また、▽北海道電力、関西電力でも一時、98%に達したほか、▽四国電力で97%、▽中国電力、九州電力で96%まで上昇しました。

需要の高まりに加え、火力発電所の燃料のLNG=液化天然ガスが足元で不足するおそれが生じていることや天候の悪化で太陽光による発電が低下していることも要因です。

こうした中、全国の電力需給を調整している「電力広域的運営推進機関」の指示を受けて首都圏や関西圏で火力発電所などの稼働を最大にしているほか、各社の間で電力の融通も進めています。

また、業界団体の電気事業連合会を通じ、石油元売り各社とガス会社に対し火力発電の燃料の供給について協力を求めています。

電力需要は夕方以降、再び高まり、中部電力では、午後7時から午後8時にかけて使用率が97%と見込まれるなどしていて、各社が安定供給の確保に努めています。