「何としても難局を乗り越えたい」首相が国民に改めて協力要請

新型コロナウイルス対策で、東京など1都3県を対象に緊急事態宣言を出したことを受けて、菅総理大臣は、8日午前、総理大臣官邸で、記者団に対し「何としても難局を乗り越えていきたい」と述べ、改めて国民に協力を求めました。

この中で、菅総理大臣は「いよいよ、きょうから、緊急事態宣言に基づく措置が実施される。飲食店の営業時間の短縮やテレワークによる出勤者数の7割削減など、万全の対策を講じたい」と述べました。

そのうえで「全国それぞれの地域でも感染は過去最高だ。極めて深刻に受け止めている。ぜひ、この厳しい状況を国民の皆さんの協力をいただきながら、何としても難局を乗り越えていきたい」と述べ、改めて国民に協力を求めました。

また、記者団が、大阪府や愛知県などに対象地域を拡大する必要性を質問したのに対し、菅総理大臣は「1都3県については、年末年始にかけて、感染者数が全国の半分を超える状況だった。ほかの地域で、緊急事態宣言と同様の取り扱いをすることができるようになっているが、そうした地域とも、しっかり連携をして、状況を確認したうえで対応していきたい」と述べました。