大阪 兵庫 京都 緊急事態宣言発出の要請に向け最終調整

大阪府と兵庫県、それに京都府は、京阪神地域での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府に対し、緊急事態宣言の発出の要請に向けて、最終調整に入りました。3府県では、連携した対応を取ることで感染拡大を抑え込みたい考えで、8日、それぞれ対策本部会議を開いて方針を決めることにしています。

このうち、7日、1日としては過去最多の607人の感染が確認された大阪府は、吉村知事が「感染拡大の明らかな兆しがみえている。先手の対応を打つべき時だ」と述べ、大阪府に緊急事態宣言を発出するよう政府に要請する方向で調整に入ったことを明らかにしました。

緊急事態宣言が出された場合は、大阪市内の酒類を提供する飲食店などに出している営業時間短縮の要請を府内全域に拡大したうえで、営業時間を午後8時まで、酒類の提供は午前11時から午後7時までとするよう、改めて要請する方針です。
また、兵庫県の井戸知事は「増え方が急激な状況を踏まえ、緊急事態宣言を国に求めることも検討していかなくてはならない」と述べました。

兵庫県では、感染拡大が深刻な神戸市の飲食店に対し、宣言の発出を待たずに営業時間の短縮を要請する方向で調整に入りました。
さらに、京都府の西脇知事も「緊急事態宣言の要請について視野に入れる段階に来ていると考えている」と述べ大阪、兵庫と足並みをそろえる必要があるという考えも示しました。

3府県では、連携した対応を取ることで京阪神での感染拡大を抑え込みたい考えで、8日、それぞれ対策本部会議を開いて、方針を決めることにしています。