緊急事態宣言 千葉県の要請内容は

1都3県に対する緊急事態宣言を受けて千葉県が発表した要請内容の詳細です。

不要不急の外出自粛

今月8日から来月7日まで、すべての県民を対象に不要不急の外出を自粛するよう要請します。

特に午後8時以降の外出自粛を徹底するよう求めています。

一方、通院や通勤、健康を維持するための運動や買い物は不要不急にはあたらないとしています。

営業時間短縮の要請

飲食店などへの『営業時間の短縮』の要請については2段階で行われます。

今月8日から11日までは、千葉市や東京都に近い船橋市など12の市の酒類を提供する飲食店に、営業時間を午後8時までとすることと酒類の提供を午後7時までにすることを要請します。

要請に応じた場合には1日あたり6万円の協力金が支払われ、全期間の場合、合わせて186万円となります。

そして今月12日から来月7日までは酒類の提供の有無に関係なく、県内全域の飲食店に営業時間を午後8時までとすることと酒類の提供を午後7時までにすることを要請します。

支払われる協力金は全期間の場合、合わせて162万円です。

ただし、いずれの店舗も今月15日までに要請に応じていない場合、協力金の支給対象にはならないとしています。

イベントの開催

『イベントの開催』については県内全域で屋内では5000人を上限として定員の半分以下に、屋外では5000人を上限として、人と人との距離を十分に確保するよう求めています。

成人式については千葉県として開催の中止は求めていませんが、式典前後の飲食を控えるなど、感染防止策を徹底するよう求めています。
このほか来月7日まで県内の事業者などに対し、テレワークの徹底、在宅勤務・時差出勤の徹底、職場や寮における感染防止策を徹底するよう求めています。

このうちテレワークについては、県内企業の実施率6割を目標にするということです。
また、法律に基づかない「お願い」として映画館や遊興施設などに対しても今月12日から来月7日までの間午後8時以降の営業の自粛を求めています。
県有施設については不要不急の外出を減らすため文書館や博物館、美術館など12施設を閉鎖するほか、幕張メッセや図書館、運動施設など32施設で利用時間の短縮などの制限を行うとしています。

一方、現時点では学校の休校、休業などは要請しないということです。

営業時間短縮の協力金は

千葉県は午後8時までの営業時間の短縮要請に応じた飲食店に対し、協力金を店舗ごとに支給します。

千葉市と県北西部の東葛地域11市の合わせて12市にある酒類を提供する飲食店については8日から来月7日まで要請し、応じた場合には1日あたり6万円、全期間の場合、合わせて186万円となります。

また、12の市にある酒類を提供しない店舗やこのほかの地域にあるすべての飲食店については今月12日から来月7日まで要請し、金額は全期間の場合、合わせて162万円です。

飲食を提供するカラオケ店などについては協力金の支給対象となるのか千葉県は国に確認中だとしています。

県は制度の周知として一定の期間が必要だとしていますが、今月15日までに要請に応じていない場合、協力金の支給対象にはならないとしています。

協力金の申請方法や受け付け期間などについては今後発表していくことにしています。

問い合わせ先は専用のコールセンター、0570(003894)で受付時間は午前9時から午後6時までとなっています。