「乳幼児の予防接種やがん検診など予定どおり受けて」厚労省

新型コロナウイルスの感染拡大で、政府が緊急事態宣言を出して不要不急の外出の自粛などを求める中、厚生労働省は、乳幼児の予防接種などを予定どおり受けるよう呼びかけています。

特別措置法に基づく緊急事態宣言が1都3県を対象に出される中、厚生労働省は、医療機関の受診などを過度に控えれば逆に健康上のリスクを高めるおそれがあるとして、ホームページなどで注意を呼びかけています。

特に乳幼児の予防接種は、感染症にかかりやすい年齢などをもとに時期が決められているため、予定どおりに接種をしないと重い感染症になるリスクが高まるということです。

また、乳幼児健診も子どもの健康状態を確認するだけでなく、子育ての悩みを専門家に相談できる貴重な機会になるため、定期的に受けてほしいと呼びかけています。

さらに「早期がん」などはほとんど自覚症状がないため、いち早く治療につなげるには、定期的な検診などが欠かせないとしています。

厚生労働省は「医療機関や健診会場では消毒や換気などの感染対策が徹底されている。コロナ禍であっても自分の判断で受診などを控えず、かかりつけの医師にも相談して適切な医療を受けてほしい」としています。