財務省 日銀 金融庁が臨時会合 “市場や経済動向 注視”財務官

財務省と日銀、それに金融庁は、新型コロナウイルス対策で首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言が出されるのを前に、7日夕方、臨時の会合を開きました。会合のあと、財務省の岡村財務官は「市場動向や経済動向を注視し、必要があれば一体となって取り組んでいく」と述べました。

午後4時半から財務省で行われた会合には、財務省の岡村財務官、日銀の内田理事、金融庁の氷見野長官らが出席しました。

3者による会合は去年7月以来、およそ半年ぶりで、首都圏の1都3県を対象に特別措置法に基づく緊急事態宣言が出されるのを前に、金融市場の動向などについて情報交換を行ったということです。

会合のあと、岡村財務官は記者団に対し「緊急事態宣言の発出に向けた準備が進んでいる中で、市場の安定は極めて重要であり、その動向を注視していく必要があるという認識を共有した」と述べました。

そのうえで「政府日銀は、引き続き足元の市場動向や経済動向を注視し、必要があれば一体となって取り組んでいく」と強調しました。