トランプ大統領指名 駐日大使の元候補「日米最大課題は中国」

アメリカのトランプ大統領から新たな駐日大使に指名されたものの政権交代などで承認が見送られたワインスタイン氏がインタビューに応じ「日本に着任できず残念だ」と述べる一方、「日米両国の最大の課題は中国への対応だ」と強調し、今後は民間の立場から日米同盟の強化に尽くす考えを示しました。

トランプ大統領から去年、新たな駐日大使に指名された保守系シンクタンクハドソン研究所のワインスタイン前所長が5日、NHKのインタビューに応じました。

この中でワインスタイン氏は政権交代などに伴い議会上院での指名承認が見送られたことについて「日本への着任を楽しみにしていたが、残念だ。今後は、民間の立場で日米同盟の強化に全力をあげる」と語りました。

そのうえで「日米にとって最大の課題は中国への対応だ」と述べ、5Gなどの最新技術や尖閣諸島や南シナ海をめぐる中国の行動に対し、日米が連携していく重要性を強調しました。

一方、ワインスタイン氏は、今月発足するバイデン次期政権が中国との間で新型コロナウイルスと気候変動の問題で協力する姿勢を打ち出していることを指摘し「私の主な懸念は中国のわなにはまる危険だ。中国はウイルス対策か気候変動で大胆な提案をする代わりに安全保障の分野でアメリカに譲歩を迫るおそれがある」と述べました。

さらに「中国は対話に前提条件をつけ対話を日米の防衛力を弱めるための機会として利用する。習近平国家主席は信用できない」と批判し、日米の新政権は中国との対話に慎重になるべきだという考えを示しました。