埼玉 行田市の病院で新型コロナ集団感染 入院患者ら29人

埼玉県行田市の病院で、入院患者と職員合わせて29人が新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、県は集団感染が発生したとして感染経路を調べています。

集団感染が起きたのは、行田市の行田中央総合病院です。

埼玉県によりますと、今月1日に職員の女性2人の感染が確認されて以降、陽性の判明が相次ぎ、4日までに入院患者23人、職員6人の合わせて29人にのぼっているということです。

病院のすべての入院患者と職員合わせておよそ370人のPCR検査が行われ、今のところ新たな感染は確認されていないということです。

集団感染を受けて病院は、救急も含む、新規の外来診療の受け入れを停止しているということです。

一方、県内では5日、新たに369人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表され、1日の感染者数としては、先月31日の330人を上回り、これまでで最も多くなりました。

内訳は、埼玉県の発表が236人、さいたま市が58人、川口市が46人、越谷市が19人、川越市が10人となっています。

県によりますと、これまでに集団感染が確認されている戸田市の戸田中央総合病院では、5日、新たに職員7人の感染が確認され、この病院に関係する感染者は197人となりました。

これで県内で感染が発表されたのは、合わせて1万5542人になりました。

また、県とさいたま市は、新型コロナウイルスに感染した患者6人が死亡したと発表し、これで県内で感染が確認された人で、死亡したのは226人となりました。