東京五輪 柔道女子 代表内定の素根「必ず金メダルを」

東京オリンピックの柔道女子の代表に内定している素根輝選手が、オンラインで会見し「必ず金メダルを取れるように頑張っていきたい」と1年以上試合から遠ざかる中でも変わらぬ決意を示しました。

柔道では、男女の14階級すべてで東京オリンピックの代表が内定していて、5日は女子78キロを超えるクラスの素根選手と、男子66キロ級の阿部一二三選手の2人がオンラインで取材に応じました。

素根選手は、おととし11月に柔道では最も早く日本代表に内定しましたが、その後の感染拡大の影響などで1年以上、試合の出場から遠ざかっていて「こんなに試合をしないのは初めてで、今の自分の状況がわからないがしかたがない。自分は乱取りを多くやるタイプなので練習の中で大きな相手をイメージしてやっている」と現状を話しました。

素根選手は去年夏に大学を中退し、現在は福岡県久留米市の母校の高校を拠点に練習していて、今後の課題として技や組み手に加えてスタミナ強化やトレーニングでパワーをつけることなどをあげました。

そのうえで「コロナの感染が広がって不安な気持ちはもちろんあるが、その中でもやっていくしかない。東京オリンピックで必ず金メダルを取れるように頑張っていきたい」と変わらぬ決意を示しました。

一方、去年12月に丸山城志郎選手との決定戦を制して1番最後に代表に内定した阿部選手は「少し苦手なところをやっていきたい。寝技などができるようになればもっと自分の柔道に磨きがかかると思う」と今後の強化方針を明かしました。

そして「自分自身が最高に輝く1年にして、オリンピックで優勝するのが1番の目標だ。何が何でも優勝する気持ちでことし1年やりたい」と誓っていました。