埼玉県知事「不要不急の外出自粛や営業時間短縮への協力を」

埼玉県の大野知事は5日の記者会見で「緊急事態宣言の発出が見込まれる中、これまでよりも一歩踏み込んだ感染防止対策を行う」と述べ、県民や事業者に対し、改めて午後8時以降の不要不急の外出自粛や営業時間の短縮への協力を求めました。

埼玉県は4日の対策本部会議で今月8日から今月末まで、午後8時以降の不要不急の外出自粛を呼びかけることや、今月8日からさいたま市大宮区など一部の地域の酒を出す飲食店などに、今月12日から31日までは県内全域の飲食店に対象を広げて、午後8時までの営業時間の短縮を要請することを決めています。

これについて大野知事は5日の記者会見の中で「今も危機的な状況で、これ以上の感染拡大に歯止めをかけなければならない」としたうえで「緊急事態宣言の発出が見込まれる中、まずは今できることを迅速に実行するために、これまでよりも一歩踏み込んだ感染防止対策を示した。家族や愛する人を守るために協力してほしい」と改めて感染防止対策への協力を呼びかけました。

また、重症患者の受け入れ病床については、患者が増加していることから県内の医療機関に対し、現在のフェーズ2から、もっとも厳しいフェーズ4への移行を要請したことを明らかにしました。