自治体から支援要請あれば速やかに自衛隊員を派遣 岸防衛相

新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言の発出が検討されている状況を受けて、岸防衛大臣は、自治体からの要請があれば支援にあたる自衛隊員を速やかに派遣できるよう、万全の態勢を整える考えを示しました。

岸防衛大臣は5日午後、防衛省で記者団に対し「緊急事態宣言が出される地域の感染状況を踏まえれば、今が改善に向けた重要な局面だ。自衛隊は、わが国の最後の『とりで』であり、求められた役割を十分に果たしていく」と述べました。

そのうえで、岸大臣は「医療などがひっ迫した状況が生まれつつある。医療支援や生活支援など、自衛隊の能力を生かした支援を講じるよう指示を出している」と述べ、自治体からの要請があれば、部隊を速やかに派遣できるよう万全の態勢を整える考えを示しました。