ニホンオオカミ 世界に4体しかない剥製 期間限定で展示 和歌山

明治時代に絶滅したとされるニホンオオカミの世界に4体しかない貴重な剥製が、和歌山県海南市の博物館で展示されています。

ニホンオオカミは、かつて本州や四国、九州に生息していましたが、害獣として駆除が進められ、110年余り前の明治38年に奈良県で捕獲されたのを最後に絶滅したと考えられています。

海南市の県立自然博物館は、世界に4体しかないニホンオオカミの剥製のうちの1体を和歌山大学から預かっていて、毎年、この時期に期間限定で展示しています。

剥製は明治37年から38年にかけて奈良県南部で捕獲された個体で、体長は1メートルほどと、現存するニホンオオカミの剥製の中では最も大きいものだということで、ぴんと立った三角形の耳が特徴です。

剥製は湿気が大敵だということで、博物館では外気が入らないよう密閉された特別なガラスケースで展示しています。

小学4年生の男の子は「毛が思ったよりしっかりしていた。生きていたニホンオオカミを見てみたかった」と話していました。

和歌山県立自然博物館の佐々木歩学芸員は「世界に4体しかない貴重なものなので、ぜひ見てほしい」と話していました。

剥製は、今月31日まで展示される予定です。