中国 香港の民主活動家ら支援の中国の弁護士2人 資格剥奪へ

中国当局は、香港から台湾に密航しようとした罪で実刑判決を受けた香港の民主活動家らを支援した中国の弁護士2人に対し、弁護士資格を剥奪すると通告し、弁護士は「不当な迫害だ」として反発しています。

資格剥奪の通告を受けたのは、中国で人権派弁護士として知られる任全牛弁護士と、盧思位弁護士の2人です。

2人は、香港から船で台湾に密航しようとした罪で、12月30日に中国の裁判所で実刑判決を受けた香港の民主活動家や学生などの家族から依頼され、裁判での弁護や拘置所での接見を求めていました。

裁判で、2人が弁護を担当することは認められませんでしたが、中国の司法当局は資格剥奪の理由について、2人が過去に担当した裁判の内容やインターネット上での書き込みなどを挙げ「弁護士のイメージが著しく損なわれた」としています。

一方で、任弁護士はNHKの電話取材に対し、家族からの依頼を受けたあとの去年10月ごろから中国当局による圧力が一段と強まったとしたうえで、資格剥奪の通告について「今回の裁判に関わったことが問題視されたのは明らかだ。ありもしない法律の規定による弁護士への不当な迫害だ」と強く反発しています。