「5万回斬られた男」時代劇で活躍した福本清三さん 死去

多くの時代劇で斬られ役として活躍し、「5万回斬られた男」とも呼ばれる俳優の福本清三さんが、今月1日、肺がんのため亡くなりました。77歳でした。

福本さんは兵庫県出身で、15歳のときに東映京都撮影所に入所し、50年以上にわたって映画やテレビの時代劇を中心に「斬られ役」として活躍しました。

斬られた時に後方にえびぞりになって倒れるなど、主役の強さを引き立てつつ派手に倒れる演技で注目を集め、「5万回斬られた男」とも呼ばれました。

平成15年にはハリウッド映画、「ラストサムライ」に出演したほか、平成26年に初主演を務めた「太秦ライムライト」では、カナダのファンタジア国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞しました。

平成16年には、日本アカデミー賞協会特別賞を受賞しています。

福本さんは去年11月にNHKで放送された時代劇「十三人の刺客」に出演するなど、最近まで活動を続けていましたが、東映京都撮影所によりますと、自宅で療養中の今月1日、肺がんのため、亡くなったということです。

北大路欣也さん「感謝の思いでいっぱい」

福本清三さんが亡くなったことについて、俳優の北大路欣也さんは「若い頃から共に切さたく磨し、いろんなことを教えてくれた大切な仲間です。別れは信じられません。福ちゃんは、名優チャップリンを崇拝し、稽古に没頭し続けた勇士です。今はただ感謝の思いでいっぱいです。合掌」とコメントしています。