大阪の病院がコロナ治療のノウハウまとめた本を出版

新型コロナウイルスの患者の治療にあたっている、大阪市の十三市民病院の医師や看護師らが、多くの患者を診る中で培った治療法や患者への接しかたなどをまとめた本を出版し、病院は、医療現場などで生かしてほしいとしています。

大阪 淀川区にある大阪市立十三市民病院は去年5月から新型コロナの中等症の患者を受け入れる「専門病院」として運用を始め、12月までに合わせて650人以上の患者の治療にあたってきました。

この病院の医師や看護師が中心となって12月、重症化を防ぐための治療法や看護方法など、多くの患者を診る中で培ったノウハウをまとめた本を出版しました。

本には、入院から退院までの流れや、妊娠中やがんの治療中など、治療した患者の状況ごとに投与した薬や症状の経過が具体的に紹介されています。

また、治療中の患者や家族に寄り添おうとする看護師の思いや、家族と直接、対面できない状況の患者をみとることになった看護師の葛藤もつづられています。

十三市民病院の西口幸雄院長は「多くの患者を受け入れた経験をもとに、患者がたどる症状の経過や治療や介護、ケアについて、すべてを書いたつもりです。これから初めて患者を受け入れる医療現場などで私たちの経験を生かしてほしい」と話していました。

十三市民病院の治療ノウハウなどをまとめた本は書店やインターネットで販売されています。