安倍前首相不起訴 “事実誤認あり不当” 検察審査会に申し立て

「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐる問題で、安倍前総理大臣が不起訴になったことについて、安倍氏を刑事告発した市民グループが「重大な事実誤認があり著しく不当だ」として検察審査会に審査を申し立てました。

「桜を見る会」の前日夜に開催された懇親会をめぐっては、おととしまでの4年間「安倍晋三後援会」の政治資金収支報告書に、合わせておよそ3000万円の懇親会の収支を記載しなかったとして先月、安倍前総理大臣の当時の公設第1秘書が政治資金規正法違反の罪で東京地検特捜部に略式起訴され、罰金100万円の略式命令を受けました。

一方、特捜部は、安倍氏本人については「会計処理はもっぱら地元事務所が行っており、安倍氏が不記載を把握していたり、共謀していたりする証拠は得られなかった」として嫌疑不十分で不起訴にしました。

これについて安倍氏を刑事告発した市民グループ「税金の私物化を許さない市民の会」は「安倍氏を不起訴にしたのは重大な事実誤認があり著しく不当だ」として4日までに検察審査会に審査を申し立てました。
会見した市民グループの武内暁代表は「秘書のせいにして、安倍氏が不起訴になるのは納得できないという庶民の思いを込めて審査を申し立てた。検察には、改めて捜査をしてもらいたい」と述べました。

検察審査会は今後、検察の処分が妥当だったかどうか判断することになります。