大阪府 吉村知事 “緊急事態宣言の発出 要請段階には至らず”

大阪府の吉村知事は府内の感染状況について、現時点では政府に緊急事態宣言の発出を要請する段階には至っていないという認識を示しました。

そのうえで、期限を1月11日までとしている大阪市内の一部の飲食店などへの営業時間短縮の要請について、1月8日に対策本部会議を開いて今後の方針を決める考えを示しました。

大阪府の吉村知事は記者団に対し、府内の感染状況について「医療体制は非常に厳しい状況にあるが、感染の急拡大にはなっていないので、今の段階で緊急事態宣言の発出を要請することはない」と述べ、現時点では政府に緊急事態宣言の発出を要請する段階には至っていないという認識を示しました。

そのうえで、1月11日までの期限としている大阪市内の酒類を提供する飲食店などへの営業時間短縮の要請について、「年末年始はどうしても検査が手薄になる。もし感染が広がっていれば、4日、5日で陽性者も増えてくるだろう。数字に注目しながら、8日の対策本部会議で方針を決定したい」と述べ、1月8日に対策本部会議を開いて今後の方針を決める考えを示しました。