東京都 新型コロナ 2人死亡 884人の感染確認

東京都は4日、月曜日としてはこれまでで最も多い884人が新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
また、都の基準で集計した重症の患者は、これまでで最も多い108人となりました。

東京都は4日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の男女合わせて884人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が800人を超えるのは3日連続で、月曜日としては、12月28日の481人を400人余り上回ってこれまでで最も多くなりました。

7日間の平均は、初めて900人を超えて919.1人となりました。

都の担当者は、「正月で検査を行う医療機関が少ない中でこの数字は非常に多い。きょうからまた検査が増えていくと思うが、このまま増加のペースが続くことを危惧している」と話していました。

4日に感染が確認された884人を年代別にみると、
▽10歳未満が14人、
▽10代が44人、
▽20代が241人、
▽30代が181人、
▽40代が147人、
▽50代が124人、
▽60代が60人、
▽70代が38人、
▽80代が23人、
▽90代が10人、
▽100歳以上が2人です。

4日の884人のうち、およそ30%にあたる268人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ70%の616人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は
「家庭内」が133人で最も多く、
次いで、
「職場内」が30人
「施設内」が28人、
「会食」が27人、
「夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者」が8人
などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて6万3474人になりました。

一方、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は、3日より7人増えて108人となりこれまでで最も多くなりました。

重症を含めた入院中の人も2995人と、これまでで最も多くなっています。

これについて都の担当者は、「エクモで治療を受けている人が増えていて、医療機関への負担がさらに増している。重症の患者を減らせるよう、重症化のリスクが高い高齢者の感染を食い止めていく必要がある」と話していました。

また、都はこれまでに感染が確認されていた80代と90代の男性2人が死亡したことを明らかにしました。

2人は、いずれも基礎疾患があり、家庭内での感染だったということです。

これで、都内で死亡した人は合わせて634人になりました。

自宅で療養 初めて4000人超える

都は4日の時点で、重症の患者向けの病床を220床確保していますが、これを250床にするよう医療機関に要請しているほか、3280床確保している中等症以下の患者向けの病床は、3750床にするよう要請しています。

また自宅で療養している人は、3日より509人増えて4007人となり、初めて4000人を超えました。

都が開設・運用しているホテルなど10の施設で療養している軽症や無症状の人は3日より22人減って864人です。

このほか、医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整中の人は3日より77人減って2938人でした。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は5万2036人となっています。