
スキージャンプW杯男子 佐藤幸椰が日本勢トップ5位
スキージャンプ男子恒例の「ジャンプ週間」をかねたワールドカップが3日オーストリアで行われ、佐藤幸椰選手が日本勢トップの5位に入りました。
ワールドカップ4試合で争う年末年始恒例の「ジャンプ週間」の3試合目をかねた大会は3日、オーストリアのインスブルックで行われ、日本勢は佐藤選手など4人が出場しました。
大会は予選を通過した50人が1回目に2人ずつ対戦する方式で行われ、勝った25人と負けた選手のうち上位5人が2回目に進みます。
この日はヒルサイズ128メートルのラージヒルで争われ、予選で26位の佐藤選手は25位の小林陵侑選手と対戦しました。
先に佐藤選手が1回目を飛びヒルサイズに迫る126メートル50をマークしました。
続いて飛んだ小林選手はヒルサイズを超えてこの日の最長不倒となる132メートルの大ジャンプで佐藤選手に勝ちました。
それでも佐藤選手は負けた選手の上位5人に入って全体の17位で2回目に進みました。
2回目は力強い踏み切りから130メートルと大きく飛距離を伸ばし、佐藤選手は合計ポイント245.6で順位を上げて日本勢トップの5位に入りました。
一方小林選手は1回目でトップとわずか3.4ポイントに迫る3位につけて2回目に進みましたが123メートルと飛距離を伸ばせず、合計244.3で7位でした。
このほかの日本勢は佐藤慧一選手が20位、小林選手の兄の小林潤志郎選手は2回目に進めませんでした。
優勝はポーランドのカミル・ストッフ選手で今シーズン初勝利です。