東京都 新型コロナ 814人感染確認 土曜日では過去2番目の多さ

東京都は、2日、都内で新たに814人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。土曜日としては、1週間前の先月26日の949人に次いで過去2番目に多くなりました。

東京都は2日、都内で新たに10歳未満から90代の男女814人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が20人
▽10代が35人
▽20代が213人
▽30代が137人
▽40代が138人
▽50代が118人
▽60代が59人
▽70代が42人
▽80代が34人
▽90代が18人です。

814人のうち、36%にあたる295人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、64%にあたる518人はこれまでのところ感染経路が分かっていません。また、アメリカからの帰国者が1人いるということです。

濃厚接触者の中には先月のクリスマスから年末にかけて会食やパーティなどで接触をした人が20代や30代を中心に多くいるとみているということです。

これで、都内でこれまでに感染が確認されたのは累計で6万1774人になりました。

2日に死亡が確認された人はいませんでした。

重症患者 緊急事態宣言解除後で最多

一方、自宅で療養している人は1日より109人増えて3387人と、これまでで最も多くなったほか、入院している人も1日より51人増えて2781人となりこれまでで最も多くなっています。

さらに、入院患者のうち都の基準で集計した2日時点の重症の患者は1日より6人増えて94人となり、去年5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなりました。

「不要不急の外出を控えて」

都の担当者は重症患者のための病床は220床を確保しているがこのままのペースで増え続けると病床のひっ迫や医療スタッフの疲労で厳しい状況になると話しています。

都内では、大みそかの31日に初めて1000人を超えたほか、元日の1日も金曜日としては過去2番目に多くなるなど、年末年始の休みに入っても感染の拡大が続いていて都は、不要不急の外出を控えて正月は家で静かに過ごし、新年会や会食などは行わないよう強く呼びかけています。