衆院選 秋までに 任期満了の年は平成21年以来 4月に衆参補選も

ことしは、秋までに衆議院選挙が行われます。また4月には、衆議院と参議院の2つの補欠選挙が予定されていて、それまでに衆議院の解散・総選挙がなければ、菅政権発足後、最初の国政選挙となります。

ことしは、10月に衆議院議員の任期満了を控えていることから、秋までに衆議院選挙が行われます。任期満了の年に衆議院選挙が行われるのは、民主党政権が誕生した平成21年以来です。

また4月には、吉川・元農林水産大臣の議員辞職と立憲民主党の羽田・元国土交通大臣の死去に伴って衆議院北海道2区と参議院長野選挙区の補欠選挙が予定されています。

それまでに衆議院の解散・総選挙がなければ、菅政権発足後最初の国政選挙となり、選挙結果は、その後の政治情勢に影響を与えることも予想されます。

一方地方選挙では、保守分裂となる見込みの岐阜県知事選挙と12年ぶりの選挙戦になるとみられる山形県知事選挙が今月下旬に行われるのをはじめ、千葉や秋田など9つの県で任期満了に伴う知事選挙が行われる見通しです。

また、名古屋市や仙台市など、15の県庁所在地では市長選挙が予定されているほか、夏には、東京都議会議員選挙が行われます。

新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見通せないなか、いずれの選挙でも感染対策や経済をどう立て直すかなどをめぐって論戦が交わされそうです。