国際

アメリカ 新型コロナ感染者が2000万人超 死者は3日間で1万人超

アメリカで新型コロナウイルスの感染が確認された人の数が1日、累計で2000万人を超えました。クリスマスから年末年始にかけての休みに大勢の人が移動したことから、今後、感染がさらに拡大することも懸念されています。
ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間の2日午前3時現在の、アメリカの新型コロナウイルスの感染者は2000万7000人余りと、累計で2000万人を超えました。

亡くなった人はこの3日間で合わせて1万人を超えるなど、感染拡大の状況は去年3月以降、最悪の水準となっています。

医療機関への負担は各地で高まっていて、西部カリフォルニア州の大都市ロサンゼルスでは、病床の空きがわずかとなり、遺体を安置する施設の余裕もなくなっているとして、保健当局の責任者が「医療崩壊の寸前だ」と訴えています。

アメリカでは、先月から新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まりましたが、これまでに接種を受けたのはおよそ280万人で、専門家は感染の拡大を食い止める水準に達するにはまだ時間がかかると指摘しています。

クリスマスから年末年始にかけての休みに大勢の人が移動したことから、今後、感染がさらに拡大することも懸念され、アメリカCDC=疾病対策センタ-はさまざまな研究機関の予測をまとめた結果として、全米の死者数は今月23日までにおよそ8万人増えて、最大で42万4000人になる可能性があるとしています。

特集

データを読み込み中...
データの読み込みに失敗しました。