バイデン氏 20日に大統領就任 “国際協調を重視”に世界が注視

異例の混乱となったアメリカ大統領選挙を経て、バイデン次期大統領が今月20日に就任することになっています。アメリカ第一主義を掲げたトランプ大統領の外交姿勢とは対照的に、国際協調を重視するとしているバイデン氏が国際社会にどう向き合っていくのか、世界が注視しています。

バイデン氏 トランプ大統領と対照的に国際協調重視を掲げる

バイデン氏は今月20日、首都ワシントンの連邦議会の議事堂前で行われる就任式に臨み、第46代大統領に就任することになっています。

注目される外交をめぐってバイデン次期大統領は、アメリカ第一主義を掲げたトランプ大統領の姿勢とは対照的に、国際協調を重視する方針を掲げ、国際社会で再び主導的立場を目指すとしています。

地球温暖化対策「パリ協定」 就任初日に復帰する考え

優先課題の一つに挙げる気候変動への対応では、去年アメリカが離脱した地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に就任初日に復帰するという考えを示しています。

国際社会で影響力を増す中国への対応をめぐっては、気候変動など地球規模の課題では協力を模索する考えを示唆しています。

中国との貿易戦争 制裁関税を当面継続か

一方で、香港やウイグルなどをめぐる人権問題では厳しい姿勢を示すとみられるほか、中国の海洋進出などに対抗するため、日本をはじめとする同盟国や友好国との連携を強化する姿勢を示しています。

そして、日本を含めた世界経済の不安要素になってきた、中国との貿易戦争とも呼ばれる対立をめぐっては、トランプ政権が発動した最大25%の制裁関税を当面続けることや、知的財産権の侵害などの是正を迫る考えを示していて、基本的には強い姿勢で中国に臨むとみられています。

トランプ政権の4年間の外交政策については、同盟国や国際社会のアメリカに対する信頼を損ねたとの指摘もあるなか、バイデン次期大統領が、超大国の新たな指導者として国際社会にどう向き合っていくのか、世界が注視しています。