NY 新年迎えるカウントダウン 医療従事者ら招待 市民は制限

アメリカ・ニューヨークでは、新年を迎える恒例のカウントダウンの催しが行われましたが、今回は新型コロナウイルスの影響で、市民や観光客は来場が制限され、かわりに医療従事者らが招かれました。

ニューヨークでは、日本時間の1日午後2時に新年を迎え、マンハッタン中心部の観光名所、タイムズスクエアでは、カウントダウンの催しが行われました。

110年以上前から続くこの催しには、例年、大勢の市民や観光客が集まりますが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、初めて観光客らは会場に入ることが認められず、かわりに最前線で患者の治療にあたる医療従事者などが招待されました。

また、催しの様子は、インターネットを通じて配信されました。カウントダウンは、年が変わる1分前から始まり、新年までの残りの秒数が大型のモニターに映し出されました。そして午前0時になると、新年への願いなどが書かれた紙吹雪が夜空に舞い上がりました。

紙吹雪に新年への願いを書いた27歳の女性は「新型コロナウイルスの感染の広がりが収束して、みんなが健康に過ごせる1年になってほしいです」と話していました。

アメリカではこれまでに新型コロナウイルスに感染して死亡した人が34万人を超え、今月20日に就任するバイデン次期大統領にとって、コロナ対策が当面の最大の課題となっています。