明治神宮 感染対策とりながら参拝 分散参拝を呼びかけ

終夜参拝をとりやめた東京の明治神宮では、1日朝の開門と同時に家族連れや若者などが初詣に訪れ、感染対策をとりながら参拝していました。

東京 渋谷区の明治神宮は、毎年、正月の三が日だけでおよそ300万人が訪れますが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため終夜参拝の受け入れを取りやめました。

31日夕方に閉められた門の前には午前5時ごろから人が集まり始め、門が開けられ午前6時になると一斉に鳥居をくぐっていました。
「密」の状態になるのを避けるため拝殿前の足元には1メートルごとに印がつけられていて、訪れた人たちは前後の間隔をとりながら進み、さい銭を投げ入れて手を合わせていました。
また、お守りなどを扱う授与所では、参拝者が直接触らないようパネルが取り付けられていました。

明治神宮によりますと、1日の参拝者は例年と比べて半分以下に少なくなっているということです。

家族と訪れた72歳の男性は、「混雑を避けるためいつもより早く参拝したがほとんど人がいなかった。一刻も早くコロナが終息してほしい」と話していました。

26歳の会社員の女性は、「去年はコロナの影響で仕事も減り大変な1年だった。コロナが落ち着くことを祈るとともに3密を避けるなど感染対策を行っていきたい」と話していました。

明治神宮では屋台の出店や敷地内にあるレストランの営業を今月4日まで取りやめ、分散参拝を呼びかけています。