全国高校サッカー選手権開幕 感染防止のため8会場で同時刻に

サッカー男子の高校日本一を争う全国高校サッカー選手権が新型コロナウイルスの影響で観客数を制限して、31日開幕しました。

今回で99回目を迎える全国高校サッカー選手権は感染拡大を防止するため初めて、東京や神奈川など1都3県の8つの会場に分散して同じ時刻に行われました。

このうち横浜市のニッパツ競技場では大型ビジョンに各都道府県の代表選手たちがそれぞれ入場行進をしている映像が映し出されました。

そして、各会場に生中継される中、群馬代表、前橋商業のキャプテン石倉潤征選手が「大会の開催に携わった方、応援してくださった方、そして多くの医療従事者の多大なる努力でこの舞台に立っていることは感謝してもしきれません。集大成の舞台に立つことができず、涙を飲みながら引退する同年代の仲間の思いを胸に日本に明るさを取り戻す希望を届ける大会にします」と選手宣誓を行いました。

このあと前橋商業と鹿児島の神村学園の第1試合が行われ、前半リードされた神村学園が後半に2点をとって2対1で逆転勝ちし2回戦に進みました。

全国高校サッカー選手権の決勝は1月11日に埼玉スタジアムで行われます。