初詣 密避けて分散参拝や終夜参拝取りやめ 首都圏の神社や寺

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、毎年、初詣で大勢の参拝者が訪れる首都圏の神社や寺では、日にちや時間をずらす「分散参拝」を呼びかけるとともに、元旦にかけての終夜参拝を取りやめるところも出ています。

このうち、東京 渋谷区の明治神宮は、参拝者が「密」になるのを避けるため、大みそかから元旦にかけての終夜参拝の受け入れを取りやめます。大みそかは午後4時に閉門して、元旦は午前6時に開門することにしています。

東京 台東区の浅草寺は、例年、境内に200以上並ぶ露店の出店を見合わせます。本堂の中での参拝はできるということです。

神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮は、境内に設置したライブカメラの映像をホームページで公開し、混雑状況を確認したうえで、できるだけ分散して参拝してほしいと呼びかけています。

さいたま市の武蔵一宮氷川神社は、三が日は参道の一部を一方通行にするとともに参道への露店の出店を中止し、参拝者がスムーズに参拝できるよう配慮するということです。

このほか、千葉県成田市の成田山新勝寺は、大みそかから1月3日まで大本堂の中に入っての参拝を中止するほか、混雑時には境内への入場を規制することもあるとしています。