羽田空港は閑散 新幹線も乗車率低く 年末の帰省客など大幅減少

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、羽田空港は、年末の帰省客などが大幅に減り、閑散としています。
また、東海道新幹線などの自由席の乗車率も5%から60%程度と、空席が目立っています。

羽田空港は

国内線が発着する羽田空港の第1ターミナルではスーツケースを持った家族連れや旅行客の姿も見られましたが、目立った混雑はなく、例年の年末に比べて利用客が大幅に減っています。

新型コロナウイルスの感染拡大や「Go Toトラベル」の全国一斉停止の影響で、予約のキャンセルが相次ぎ、30日もほぼすべての便で空席が出ています。

このうち日本航空では今月25日から来年1月3日までの予約数は45万人余りと、前の年の4割ほどにとどまる見込みだということです。

入院中の高齢の母親に会うために熊本に帰省するという女性は「お盆も帰省できず1年間会えていませんでした。病院の中で数分だけの面会の予定ですがとても楽しみです」と話していました。

また、単身赴任をしている東京から徳島に帰るという50代の男性は「年末年始は家族と過ごします。帰省先でも感染対策を徹底して外出をしないようにします」と話していました。

新幹線 自由席乗車率は5%~60%程度

JRによりますと、30日午後4時までの東海道新幹線や東北新幹線などの自由席の乗車率は5%から60%程度と空席が目立ち、例年、100%を超えることもあるこの時期としてはかなり低くなっています。

高速道路 一部で渋滞も目立った混雑見られず

日本道路交通情報センターによりますと、高速道路は午前11時現在、東名高速道路の下りが神奈川県綾瀬市の綾瀬バス停付近を先頭に15キロの渋滞となっています。

このほかには全国で目立った混雑はみられないということです。