朝市で1年締めくくる「大歳の市」 観光客はまばら 石川 輪島

石川県輪島市の「朝市」では、1年を締めくくる「大歳の市」が始まりましたが、Go Toトラベルが全国一斉に停止される中、例年ほどの観光客の姿はなく、人出の回復を願う声が聞かれました。

輪島市の中心市街地に露店が並ぶ観光名所の「朝市」では、29日から1年を締めくくる「大歳の市」が開かれました。

29日は午前8時から、土産物のほか、ミニ門松やしめ飾りなどの正月用品を販売する露店、70軒余りが並びました。

ただ、29日は天候には恵まれたものの、政府のGo Toトラベルが全国一斉に停止される中、観光客の姿はまばらでした。

輪島市朝市組合によりますと、29日午前中に訪れた観光客や帰省客は例年の半分程度にとどまったということです。

露店で海産物を売る45歳の女性は、「ことしは新型コロナの影響で一時期は露店の数も少なく、客も全くいなくなる初めての状況でした。来年は新型コロナが収束して、朝市が元の姿に戻ってほしい」と話していました。

「大歳の市」は大みそかまで続き、新年は1月4日に「初市」が行われる予定です。