年末年始の医療 専門医らが入院調整する特別チーム始動 横浜

多くの医療機関が休診し、医療体制が手薄となる年末年始を迎え、新型コロナウイルスの患者に対応する医療と通常の救急医療の両立が課題になっています。横浜市では、専門の医師らが救急患者の症状を判断して入院の調整を行う特別チームが活動を始め、医療体制を維持し、患者を救えるようにしたいとしています。

年末年始を迎える中、横浜市では救急の専門医や、消防の担当者などが患者の入院や転院の調整を行う特別チームを発足させました。

チームは、市役所に詰め、救急に対応するおよそ30か所の病院での病床の空き状況を聞き取ったあと、消防隊や病院からの要請を受けて患者の症状に応じた入院先や転院先を判断し、受け入れ先の医師に直接交渉します。

活動初日となった29日は、早速、新型コロナの感染が疑われる救急患者の受け入れ先を探す対応に追われていました。

横浜市では新型コロナの患者の入院や転院の調整は市の職員が行っていましたが、今回、専門医も入ったチームでの対応で年末年始でも一部の病院に患者が集中せず、急性の心臓病など、ほかの救急患者なども確実に救えるようにしたいとしています。

チームリーダーを務める横浜市立大学の竹内一郎主任教授は「たとえばコロナの患者は難しくても、交通事故の患者なら受け入れられる場合はある。調整にかかる負担を少しでも減らすことで、医療体制の維持に役立てたい」と話していました。

チームは年明け3日まで活動を続けることにしています。