自民外交部会 コロナ変異ウイルス “ビジネスの往来停止を”

変異した新型コロナウイルスが各国で確認されていることについて、自民党の外交部会で意見が交わされ、出席者から、政府が一部の国・地域とビジネス関係者の往来を継続しているのは分かりにくい対応だとして、停止するよう求める意見が相次ぎました。

政府は、変異した新型コロナウイルスが各国で確認されていることを受けて28日、全世界からの外国人の新規入国を停止した一方、中国や韓国など11の国と地域との間で実施しているビジネス関係者の往来は継続しています。

28日開かれた自民党の外交部会では、出席者から「全世界からの新規入国を停止したのに、ビジネス関係者の往来を継続しているのは分かりにくい」とか「相手国よりも先に停止しなければ対応が後手になっている印象を与えかねない」など、ビジネス関係者の往来を停止するよう求める意見が相次ぎました。

これに対し、外務省の担当者は「新規入国の停止は、変異種の実態がよくわからないため予防措置として行っているものだが、厳しい意見を非常に重く受け止めている」と述べたほか、厚生労働省の担当者は「指摘のとおりだ」と述べました。