愛知県 新型コロナ 7人死亡 122人感染確認 延べ1万5804人に

愛知県は、県内で新たに122人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

愛知県内で感染が確認された人は、延べ1万5804人となりました。

宿泊施設で療養の高齢者が死亡

名古屋市は新型コロナウイルスに感染し、宿泊施設で療養していた高齢者が28日、死亡したと発表しました。

28日朝、経過観察のため部屋に電話をしても応答がなく、看護師が訪れると心肺停止の状態だったということです。

愛知県によりますと、県内で軽症者の宿泊療養施設にいた人の死亡が確認されるのは初めてです。

名古屋市はほかにも医療機関に入院していた90代の女性も死亡したと発表しました。

また、愛知県は新型コロナウイルスへの感染が確認され、医療機関に入院していたいずれも高齢の男女5人が、今月25日から27日までに死亡したと発表しました。

愛知県内での死亡の発表は合わせて7人となりました。

これで、愛知県内で死亡した感染者は202人となりました。

県内 入院の感染者数は過去最多 病床の63%埋まる

愛知県内の医療機関に入院している感染者は、27日の時点で585人にのぼり、これまでで最も多くなっていて、愛知県が県内で確保したとしている感染者のための934病床のおよそ63%が埋まっています。

またこのうち重症患者は41人と、最も多かった今月25日の42人に続いて多くなっています。

大村知事は「これまで、感染者の入院と救急医療を両立してきたが、さらに入院者が増えると医療体制がぎりぎりの状況になる」として改めて感染対策の徹底を呼びかけています。