火力発電からCO2半減 アンモニア活用技術 IHI 排出削減で期待

アンモニアを活用して、火力発電からの二酸化炭素の排出を半分以下に抑える新たな技術を、大手機械メーカーのIHIが開発しました。政府が脱炭素社会に向けて大きくかじを切る中、排出削減につながる方法として期待を集めそうです。

関係者によりますと、IHIは天然ガスとアンモニアを一緒に燃やして発電する混焼という方法を使って、2000キロワットの発電設備でアンモニアの比率を60%に高めても安定的に発電できる技術を開発しました。

アンモニアは燃やしても二酸化炭素が出ないという特徴があり、今回開発された技術を使えば、天然ガスだけを燃料にした場合と比べて二酸化炭素の排出を40%に抑えることができるということで、IHIは工場での自家発電などとして実用化を目指す方針です。

NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構によりますと、比較的大きな発電設備でアンモニアの比率を60%まで高めた技術は世界で初めてだということです。

2050年の脱炭素社会の実現に向けた政府の実行計画でアンモニアは「有効な燃料」とされ、新たな技術は排出削減につながる方法として期待を集めそうです。