社会

南アフリカのコロナ変異ウイルス 国内初確認 19日に成田到着

今月19日に南アフリカから成田空港に到着した女性が、イギリスで広がっているものとは別の変異した新型コロナウイルスに感染していたことが確認されました。このウイルスへの感染が国内の検疫所の検査で分かったのは初めてです。
厚生労働省によりますと、感染が確認されたのは今月19日に南アフリカから成田空港に到着した30代の女性です。

空港の検疫所の検査で新型コロナウイルスへの感染が確認され、その後、採取した検体を国立感染症研究所で解析した結果、南アフリカで見つかっている変異したウイルスと分かったということです。

国内の検疫所の検査で感染が確認されたのは初めてで、イギリスで感染が広がっている変異ウイルスとは別ですが、同様に通常のウイルスより感染力が強い可能性があるとされています。

このほか、今月1日から24日にかけて、イギリスから羽田空港に到着した10代から40代の男女6人が、現地で感染が広がっている変異ウイルスに感染していたことも新たに確認されました。

今回、感染が確認された7人は宿泊施設で待機していたため、いずれも濃厚接触をした人はいないということです。

これで変異ウイルスへの感染が確認されたのは合わせて15人となりました。

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