経済3団体 共同の新春祝賀パーティーが中止 正式決定

新型コロナウイルスの感染が再び広がっていることを受けて、年明けの来月5日に予定されていた経済3団体による新年祝賀パーティーが中止されることが、正式に決まりました。

発表によりますと、経団連、日本商工会議所、それに経済同友会の経済3団体が、来月5日に東京都内のホテルで予定していた新年祝賀パーティーは中止されることになりました。

このパーティーは例年、総理大臣も出席する経済界の恒例行事ですが、今回は飲食をともなう従来の形式を見直し、出席者を前回の4分の1程度のおよそ400人にまで減らすなど規模を縮小する予定でした。

しかし、感染が再び拡大し、政府や東京都などから対策の徹底が呼びかけられていることを踏まえ、感染拡大の防止を優先すべきだとして中止を決めたということです。

経済3団体による新年祝賀パーティーが中止されるのは初めてで、合わせて各団体トップによる年頭の記者会見も中止となりました。

経団連の久保田政一事務総長は「経済活動と感染防止対策を両立させたいということでギリギリまで開催を考えていたが、年明けもかなりの感染者数が予想されることから、やむを得ないと判断した」と述べました。