繁華街の人出 26日は前週よりマイナス幅 拡大 新型コロナ

新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、政府ができるかぎり会合を控えるなど協力を呼びかける中、26日の人出を感染拡大前と比べると、主な都市の繁華街では、前の週よりもマイナス幅が大きくなりました。空港ではマイナス幅が縮小したところもありますが、感染拡大前に比べると大きく落ち込んでいます。

NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報をもとに、プライバシーを保護した形で全国の人出のデータをまとめています。

政府が、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるためできるかぎり会合を控えるなど協力を呼びかける中、26日の午後3時時点の人出は、感染が拡大する前のことし1月中旬から2月中旬までの休日の平均と比べて多くの都市で減少していて、マイナス幅は前の週・19日よりも横ばいから拡大となっています。

マイナス幅は、札幌・すすきの周辺が19日のマイナス33%から26日はマイナス34%に、仙台・青葉通一番町駅周辺はマイナス3%からマイナス9%に、東京・新宿駅周辺はマイナス3%からマイナス7%に、大阪・難波周辺はマイナス18%からマイナス19%となっています。

また、東京・銀座周辺の人出は感染拡大前に比べて増えていますが、プラス幅は、19日のプラス15%から26日はプラス9%に縮小しました。

一方、各地の空港をみますと、羽田空港第1ターミナル周辺が19日のマイナス31%から26日はマイナス6%に、北海道・新千歳空港周辺はマイナス52%からマイナス18%に、また、福岡空港周辺はマイナス26%からマイナス11%となるなどマイナス幅が縮小しています。

年末年始の休暇を利用した帰省など人の移動が始まった事が背景にあるとみられますが、感染拡大前に比べると人出は落ち込んでいます。