
東京都 新型コロナ 新たに708人感染確認 日曜としては最多
東京都は27日、日曜日としては最も多い708人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。7日間の平均はおよそ733人で、17日連続で最多を更新しました。
東京都は27日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて707人と、年齢が不明な1人の合わせて708人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
日曜日としては最も多く、曜日ごとの最多を更新するのは13日連続です。
1日の感染の確認が700人を超えるのは5日連続です。
27日までの7日間の平均は733.1人で、17日連続で最多を更新しました。
年代別では、
▽10歳未満が14人、
▽10代が48人で最多、
▽20代が183人、
▽30代が132人、
▽40代が99人、
▽50代が93人、
▽60代が50人、
▽70代が26日と同じで最多の45人、
▽80代が30人、
▽90代が12人、
▽100歳以上が1人です。
都の担当者は「まだ少しずつ増え続けている状況だと思う。毎日の感染者数の多さに慣れてしまわずにここで踏ん張ってほしい。年末年始は家にとどまって、いつも一緒にいる人と過ごしてほしい」と話しています。
感染が確認された708人のうち、およそ38%にあたる272人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ62%、436人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
濃厚接触者の内訳は「家庭内」が125人で最も多く、次いで「施設内」が56人、「職場内」が39人、「会食」が12人などとなっています。このうち「施設内」では、9つの高齢者施設で利用者と職員合わせて31人、9つの医療機関で患者と職員合わせて14人の感染が確認されました。
これで都内で感染が確認されたのは合わせて5万6559人になりました。
一方、都の基準で集計した27日時点の重症患者は、前日の26日より1人増えて82人となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなりました。
死亡した人はいませんでした。
入院中の人は 療養中の人は
入院患者のうち、都の基準で集計した重症患者も前日より1人増えて82人となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなりました。
都は27日の時点で重症の患者向けの病床を220床確保していますが、これを250床にするよう医療機関に要請しているほか、3280床確保している中等症以下の患者向けの病床は3750床にするよう要請しています。
自宅で療養している人は前日より114人増えて2383人となり、これまでで最も多くなりました。
都が開設・運用しているホテルなど10の施設で療養している軽症や無症状の人は、過去最多だった前日と同じ1006人でした。
このほか医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整中の人は、前日より191人増えて1860人で、これまでで最も多くなりました。
すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万8442人となっています。