新型コロナ 世界の感染者8000万人超える(27日午前3時)

新型コロナウイルスの感染者が、世界全体の累計で8000万人を超えました。増加のペースはこれまでよりも速くなっているうえ、感染力が強いとされる変異したウイルスの感染も拡大していて、各国は入国の制限措置を強化するなど警戒を強めています。

アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体で新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の27日午前3時の時点で、8007万327人と8000万人を超えました。

亡くなった人は、175万3839人に上っています。

世界の感染者数が、1000万人に到達するまでの日数は166日でしたが、その後、増加するペースは徐々に速まり、7000万人から8000万人までは15日と、これまでで最も短くなりました。

感染者の多い国

▽感染者が最も多いのはアメリカで1879万4545人、
▽次いでインドが1016万9118人、
▽ブラジルが744万8560人、
▽ロシアが299万2123人、
▽フランスが260万4595人です。

死者の多い国

▽亡くなった人が最も多いのもアメリカで33万509人、
▽次いでブラジルが19万488人、
▽インドが14万7343人、
▽メキシコが12万1837人、
▽イタリアが7万1620人となっています。
感染者が最も多いアメリカでは、1日の感染者が20万人前後となる週が3週間ほど続き、今月18日にはこれまでで最も多い24万9000人余りの感染者が確認されました。

イギリスでは、感染力が強いとされる変異したウイルスが見つかり、1日の感染者は4万人に迫るなど、世界的な感染の勢いは収まっていません。

変異したウイルスは、海外で少なくとも17の国と地域に広がっていて、各国は人の往来が増える年末年始の休暇中に感染が拡大するのを防ごうと入国の制限措置を強化するなど、警戒を強めています。