中国 改正国防法が成立 サイバー空間などを軍事活動の対象に

中国では、26日、宇宙やサイバー空間などを軍事活動の対象とすることを新たに盛り込んだ改正国防法が成立しました。

中国では、26日まで開かれた全人代=全国人民代表大会の常務委員会で、国防法の改正案が可決、成立しました。

国防法の改正が行われるのは、2009年以来、11年ぶりとなります。

今回の改正では、宇宙やサイバー空間などを「重大な安全領域」と位置づけ、軍事活動の対象とすることが新たに盛り込まれました。

また、中国の主権や領土に加え、「発展の利益」が脅かされた場合に軍事活動を総動員することができるとしています。

「発展の利益」に関する具体的な説明はないものの、海外での経済活動も想定したものとみられます。

ハイテク分野などをめぐり、アメリカとの対立が深まるなか、中国としては、今回の改正を通じて軍の体制を強化するとともに、有事の際の軍事活動に対する法的根拠を整備するねらいがあるものとみられます。