コロナ変異ウイルス 空港に到着の5人感染 検疫で初確認

12月、国内の空港に到着した男女5人が、イギリスで感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

このウイルスへの感染が検疫で確認されたのは初めてで、厚生労働省によりますと、5人はいずれも隔離措置が取られているということです。

変異したウイルスへの感染が確認されたのは、イギリスに滞在歴がある10歳未満から60代までの男女合わせて5人です。

厚生労働省によりますと、5人は、12月18日から21日にかけて羽田空港と関西空港に到着した際、検査で新型コロナウイルスへの感染が確認され、国立感染症研究所で採取した検体の遺伝子を解析していました。

その結果、いずれも、イギリスで感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

5人は、現在、ホテルで隔離措置を取られているということです。

変異したウイルスは通常の新型コロナウイルスより感染力が強いとされ、厚生労働省などが、感染ルートや濃厚接触した人がいないかを調べています。