「年末年始 感染防止徹底」京都府と医師会など緊急メッセージ

新型コロナウイルスの感染が拡大し入院患者が増え、医療機関の影響が懸念されるとして、京都府と府医師会などが府民に対し、年末年始は感染防止対策を徹底するよう求める緊急のメッセージを出しました。

京都府内では25日、1日に確認された感染者数が過去最多の121人にのぼったほか、入院患者も増えて病床の占有率は、23日の時点で36%に達し、政府の分科会が「医療提供体制に支障が出る」とするステージ3の指標を超えています。

こうした事態を受けて、25日、京都府の西脇知事と府医師会の松井道宣会長、それに重症患者を受け入れている病院のグループを代表して、府立医科大学附属病院の夜久均病院長の3人が記者会見し、医療機関の影響が懸念されるとして、府民に対し感染防止対策を徹底するよう求める緊急のメッセージを出しました。

この中で、年末年始は外出や帰省、家族やふだん一緒にいる人以外との会食は極力控えるほか、外での会食は午後9時まで4人以下、2時間以内を目安とするよう求めています。
府医師会の松井会長は「人と人の接触を減らすことが大事で協力をお願いしたい」と述べました。

また西脇知事は「感染拡大を防ぎ、命を守る年末年始にしてもらいたい」と述べました。