競泳 東京五輪代表選考 新型コロナ影響の選手 新たな基準 発表

日本水泳連盟は、競泳の東京オリンピックの代表選考について来年4月の日本選手権を内定選手を決める唯一の機会としてきましたが、新型コロナウイルスの影響で出場できなかった選手が出た場合、例外として、来年2月に行われる国内大会の記録も選考の対象にすることを認める新たな基準を発表しました。

日本水泳連盟は競泳の東京オリンピックの代表選考について、これまで来年4月3日から8日間の日程で行われる日本選手権を唯一の選考会と位置づけ、各種目の決勝で派遣標準記録を突破した上位の選手を代表内定とするとしてきました。

これについて日本水泳連盟は25日、国内の感染拡大を踏まえた新たな選考基準を発表し、従来どおり日本選手権の決勝で選手選考を行うという方針は維持したうえで、新型コロナウイルスに感染するなどの影響で日本選手権に出場できなかったと認められた選手については、例外的に2月のジャパンオープンの記録を選考の対象にするということです。

このほか4月の日本選手権では会場での密集を防ぐため、参加標準記録を高く設定して参加選手を従来より3割減らし、およそ450人ほどに抑える対策もとるということです。