埼玉 自民党県議団の一部議員 ホテルで大人数で会食か

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため埼玉県が会食の人数を4人以下とするよう求めていた中、自民党の埼玉県議会議員がホテルで大人数で会食をしていたことが明らかになりました。

会食をしていたのは埼玉県議会の自民党県議団に所属する一部の議員です。

県議団によりますと議員らは12月定例議会が閉会した今月18日、さいたま市浦和区のホテルで飲食を共にしたということです。

参加した人数について県議団は「三々五々に出入りしていたため把握できていない」としていますが、会場には4つか5つのいすが並べられたテーブルが9つほど用意されたということで、数十人規模の会食だったとみられます。

会食は酒を伴い、料理は個別に配膳されていたということです。

埼玉県では会食の8日前の今月10日に1日の感染者数が過去最多を更新するなど感染が再拡大していて、県は会食の人数を4人以下とするよう求めていました。

会食に参加した埼玉県議会議長で自民党県議団の田村琢実議員は「感染対策もしっかりとられていたため問題だと考えていない」としたうえで、「会食ではなく『自由参加の食事』だととらえているが、形の上では会食と変わらないという批判については真摯(しんし)に受け止めたい」と話しています。