高島屋 9か月間の決算 最終的な損益 243億円の赤字

大手デパート、高島屋の先月までの9か月間、第3四半期の決算は、最終的な損益が243億円の赤字となりました。来年2月までの1年間の決算については、365億円の赤字になるという見通しを据え置いています。

高島屋が発表した第3四半期のグループ全体の決算は、売り上げが4798億円と去年の同じ時期より29.1%減少し、最終的な損益は243億円の赤字でした。

売り上げの落ち込みは消費者が外出を控える傾向が続いて首都圏や関西の大型店を中心に来店客が減ったことなどによるものです。

一方、地方の店舗では売り上げの減少が比較的小さかったことや、宣伝費などのコストを削減したことで、会社では赤字の増加ペースが想定よりもゆるやかだったとしています。

ただ来年2月までの1年間の決算については、感染が再び拡大し、今月に入ってから売り上げに影響が及んでいることなどから最終損益が365億円の赤字になるという見通しを据え置きました。