東京都 新型コロナ 過去2番目の884人感染確認 2日連続800人台

東京都は、25日、これまでで2番目に多い884人が都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

11日連続で曜日ごとの最多を更新したほか、7日間の平均は681人と、15日連続で最多を更新しました。

また、都は、感染が確認された10人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は、25日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて884人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日としてはこれまでで2番目に多くなり、24日の888人に続いて2日連続の800人台です。

さらに、11日連続で曜日ごとの最多を更新したほか、25日までの7日間の平均は681人となり、15日連続で最多を更新しました。

25日の884人の年代別では、
▼10歳未満が23人、
▼10代がこれまでの最多と同じ47人
▼20代が246人で最多、
▼30代が175人、
▼40代が154人で最多、
▼50代が109人、
▼60代が52人、
▼70代が36人、
▼80代が36人で最多、
▼90代が6人です。

都の担当者「20代、30代がとても多い」

都の担当者は、「2日連続で非常に多い数字だ。20代と30代の若い世代がとても多いため、全体の数を減らすにはこの年代が減っていかなければならないと思う」と話しています。

884人のうち▼およそ34%にあたる304人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、▼残りのおよそ65%の577人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

感染経路がわからない人の577人はこれまでで最も多くなりました。

このほか、海外渡航歴がある人が3人いて、渡航先はイギリス、アメリカ、それにブラジルだということです。

濃厚接触者の内訳

また、濃厚接触者の内訳は
▼「家庭内」が150人と最も多く、
▼「施設内」が53人、
▼「職場内」が40人、
▼「会食」が30人などとなっています。

このうち、▼「施設内」では▽9つの医療機関で患者と職員のあわせて10人、▽8つの高齢者施設で利用者や職員などあわせて25人が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのはあわせて5万4902人になりました。

一方、都の基準で集計した25日時点の重症の患者は24日より8人増えて81人となり、ことし5月に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多くなりました。

また、都は、感染が確認された70代から90代までの男女10人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、5人が、医療機関での感染だということです。

これで都内で死亡した人はあわせて597人になりました。

自宅療養 過去最多 2143人に

東京都によりますと、都内で25日までに感染が確認された5万4902人のうち、▼入院中の人は24日より10人増えて2139人となりました。

▽入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は24日より8人増えて81人でした。

都は、25日の時点で、▽重症の患者向けの病床を220床確保していますが、これを250床にするよう医療機関に要請しているほか、▽3280床確保している中等症以下の患者向けの病床は3750床にするよう要請しています。

また、▼自宅で療養している人は24日より270人増えて2143人となり、これまでで最も多くなりました。

▼都が開設・運用しているホテルなど10の施設で療養している軽症や無症状の人は24日より19人増えて985人となりました。

このほか、▼医療機関に入院するかホテルや自宅で療養するか調整中の人は24日より4人減って1287人です。

一方、▼すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は4万7751人となっています。